みなさんは、プラスチックがどのように処理されているか聞いたことがあるでしょうか。最近ではプラスチックの容器包装やペットボトルが増えていることは私たちにも実感できるのではないでしょうか。実際、平成7年頃一般廃棄物の約6割を占めていたのはプラスチックを含めた容器包装ごみだったことから、容器包装法が制定されています。
そして、さらに質の高い分別収集・再商品化をすすめるため、平成18年に改正容器包装法が制定されました。このように、プラスチックごみの収集、そしてリサイクルは今大切な問題となっています。
では、プラスチックはどのように再商品化されるのでしょうか。種類としては、大きく分けて3つあります。マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリサイクル。
マテリアルリサイクルというのは、新しく別のものとして作り変えることを指します。例えば、コンテナのようなプラスチック製の台や再生樹脂などです。ケミカルリサイクルは、主に炉の中で化学反応に用いられるものです。サーマルリサイクルは熱回収とも呼ばれ、プラスチックを燃やした熱をエネルギーとして使うものです。
次に、これらの3種類のうち、どのリサイクルを最も進めるべきだと思いますか。
やはり、材料として新しくものが生み出すことのできるマテリアルリサイクルが最も質の高いリサイクルです。しかし、マテリアルリサイクルを進めるためには、不純物が含まれていると、困難になってしまうのです。つまり、一般家庭から出されたごみが分別されていないと、マテリアルリサイクルがされにくく、どんどん質の高いリサイクルしかできなくなってしまいます。
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